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三井不、商業施設や賃貸マンションにMaaS導入

 三井不動産(株)は22日、同社グループ発の新規事業の開発・推進を担う(株)ShareTomorrowと共同で、複数の移動手段を組み合わせて提供する MaaSを不動産に導入する新サービス「&MOVE」を立ち上げ、三井不動産グループが開発・運営する商業施設・ホテル・マンションへの導入を開始した。

 2019 年に資本業務提携したMaaS Global 社のアプリと、コミュニケーションアプリ(SNS)を活用。各施設を利用するユーザーの用途に合ったモビリティと料金プランを提供。コミュニケーションアプリを通じ、仕事用のワーキングスペースや、日常のくらしで利用する店舗・サービス施設等、各施設の利用者に適した情報を提供することで、目的地への移動をサポートする。

 また、ホテル宿泊者向けサービスでは、ホテル周辺スポットや周遊ミニツアーの情報提供やシェアサイクルワンデーパス等の提供、商業施設来館者向けサービスでは、無料のシェアード・シャトルサービスや買物金額の一部の交通費への還元、賃貸住宅入居者向けサービスでは、入居者専用モビリティ(カーシェア、シェアサイクル)をマンション敷地内に設置し、個別課金に加え全日・全サービス利用可能なサブスクプランを提供するなど、各施設の利用者の利便性を向上させるサービスを組み合わせる。

 対象となる施設は、ホテル(16日開始済み)が「三井ガーデンホテル銀座プレミア」(東京都中央区)、「三井ガーデンホテル日本橋プレミア」(同)、「三井ガーデンホテル京橋」(同)。商業施設(24日開始)は「アーバンドック ららぽーと豊洲」(東京都江東区)。賃貸住宅(24日開始)が「パークアクシス豊洲キャナル」(東京都江東区)、「パークアクシス東日本橋ステーションゲート」(東京都中央区)。


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