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異なる顔認証サービスをワンストップで/三菱地所

顔認証サービス連携基盤「Machi Pass FACE」

 三菱地所(株)は7日、複数の顔認証エンジンサービスをワンストップで利用できる顔認証サービス連携基盤「Machi Pass FACE」を開発し、本社などに導入したと発表した。

 同社は、さまざまな施設の入退室やまちで展開される複数のオンラインサービスなどを一つのIDで利用できる共通認証ID「Machi Pass」を展開。「Machi Pass FACE」は、顔認証サービスを希望する利用者が顔画像を「Machi Pass」に登録すれば、顔認証でも実施できるようにするもの。

 従来は顔認証エンジンが異なると、ユーザーは各サービスを利用する度に、顔画像を登録する手間が発生していた。しかし「Machi Pass FACE」は、一度の顔画像登録で、建物や施設、サービスごとに異なる顔認証(入退・認証・決済など)を、利用することができる。

 また、顔認証エンジン側は、ユーザーの許諾に基づき、「Machi Pass FACE」への登録情報の共有を受けることで、登録の際のユーザーの手間を省略できるため、顔認証の利用促進を期待することができる。

 現在は「大手町パークビル」(東京都千代田区)内の本社で実証を進めており、2022年3月からは、同社運営会員施設の入退室キーとして利用を開始。関連施設・サービスへの導入を進めていく。


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