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営利23%増/三菱地所22年3月期3Q

 三菱地所(株)は10日、2022年3月期第3四半期決算(連結)を発表した。

 当期(21年4月1日~12月31日)は、営業収益9,045億7,000万円(前年同期比16.3%増)、営業利益1,723億4,000万円(同23.6%増)、経常利益1,507億6,000万円(同8.1%増)、当期純利益871億4,200万円(同1.8%減)。

 主力のコマーシャル不動産事業は、オフィスビルや物流施設の売却によるキャピタルゲイン増加、新規ビルの賃料収入・利益増加などが寄与。商業施設やホテルも、緊急事態宣言解除や感染者数の減少により第3四半期は需要が回復。セグメント全体では、営業収益5,669億2,900万円(同17.7%増)、営業利益1,435億9,000万円(同9.3%増)となった。

 住宅事業は、営業収益2,144億3,300万円(同3.9%増)、営業利益82億1,800万円(同17.9%増)となった。国内分譲マンション事業では、売上計上戸数は減少したが、粗利益率の改善、経費削減により利益は増加した。

 海外事業は、米国の物流施設売却によるキャピタルゲインの大幅増加で、営業収益は739億5,800万円(同38.8%増)、営業利益は289億6,900万円(同43.3%増)となった。

 通期予想は、営業収益1兆3,610億円、営業利益2,800億円、経常利益2,540億円、当期純利益1,550億円を見込む。


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