不動産ニュースと不動産業務のためのサポートサイト

東建、冷凍・冷蔵倉庫の開発事業に参入

「(仮称)T-LOGI本庄児玉」外観イメージ

 東京建物(株)は17日、同社が展開する物流施設「T-LOGI(ティーロジ)」シリーズにおいて、冷凍・冷蔵倉庫の開発事業に参入すると発表した。

 同社は2018年に物流施設開発事業をスタート。近年の共働き世帯の増加に伴う食品系ECの伸長や、医薬品・ワクチンの低温保管施設の確保といった観点から、今後冷凍・冷蔵倉庫のニーズは一層高まると予測し、参入を決定した。

 初弾物件となる、BTS型物流施設「(仮称)T-LOGI本庄児玉」(埼玉県児玉郡)は、関越自動車道「本庄児玉IC」より約3.3kmに立地。敷地面積約2万5,452平方メートル、延床面積約1万5,391平方メートル、地上2階建て。すでに吉見グループ(株)への一括賃貸が決定している。
 施設内には、製品を自動搬送できるラックシステムを設置するなど、自動倉庫として顧客ニーズに対応した最先端の技術を導入。約3万パレットを格納可能で、冷凍冷蔵仕様の自動倉庫としては国内最大級の規模となる。そのほか、太陽光発電による自己託送や、高効率の自然冷媒冷凍機を導入するなど、環境にも配慮する。

 開業は22年11月の予定。


最新刊のお知らせ

2024年5月号

住宅確保要配慮者を支援しつつオーナーにも配慮するには? ご購読はこちら