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近大と共同研究した学生レジデンス竣工/東急不

「キャンパスヴィレッジ大阪近大前」エントランス

 東急不動産(株)は28日、学生レジデンス「キャンパスヴィレッジ大阪近大前」(大阪府東大阪市、総戸数251戸)が竣工したと発表した。運営は、(株)学生情報センターが担う。

 近鉄大阪線「弥刀」駅徒歩12分。近畿大学より徒歩9分。近隣には大阪商業大学、大阪大阪樟蔭女子大学が所在するエリアに位置する。敷地面積は約1,514平方メートル。建物は鉄筋コンクリート造地上12階建て、延床面積約6,529平方メートル。大阪府内の食事付きレジデンスとしては最大級の規模となる。

 新型コロナウイルス感染症拡大に伴い、学生同士のコミュニケーションの機会が減少しており、また、初めて一人暮らしをする新入生はコミュニケーションの希薄化により孤独感や不安を感じやすいことから、学生同士のリアルなコミュニケーションを生み出すような、多様な交流スペースを設けた。

 1階はすべて交流スペースとし、通常の「カフェテリア」や「ラウンジ」に加え、「シェアキッチン」、「シアタールーム」、「スタディールーム」、「プレイルーム」を用意。交流を生み出す「8つのきっかけ」として、共用部に電子ピアノを設置(聴く・演奏する)した他、プレイルームにはフィットネスデバイス(運動する)やボードゲーム(遊ぶ)を導入した。

 同物件では、東急不動産と近畿大学経営学部経営学科教授布施匡章ゼミの学生との共同研究を実施。“学生目線での販促活動”と“入居者同士の交流創出の仕組み作り”に取り組んできた。
 販促活動としては、同物件のSNSアカウントを通し同ゼミの学生が物件の魅力を発信していく。また、「8つのきっかけ」にも、エレベーターホールの壁に周辺の商店街のマップアートの設置する案や、スタディールームに入居者同士が書籍をシェアできる「シェアライブラリー」も設けるといったアイディアを採用している。

 専有面積は、16.21平方メートルと18.79平方メートル、いずれもワンルーム。

1階のラウンジ。資源の調達から製造までを一貫して行なうサーキュラーデザインを取り入れた家具を置いている


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