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道路占用の「コロナ特例」、9月末まで延長

 国土交通省は11日、新型コロナウイルス感染症の影響を受ける飲食店等の支援を目的として2020年6月に導入した、道路占用許可基準の緩和措置(コロナ占用特例)について、占用期間を3月31日から9月30日まで延長すると発表した。

 同特例は、沿道に立地する飲食店等が新型コロナ対策としてのテイクアウトやテラス営業を暫定的に行なえるよう、占用許可基準を緩和するもの。21年7月7日現在で約170自治体で特例の適用事例があり、約420件の占用許可が実施されている。

 同省では、同制度の占用主体に対し、21年11月に施行した「歩行者利便増進道路(ほこみち)制度」への意向を推進していく。同制度は、地域を豊かにする歩行者中心に道路構築に向け、オープンテラス等の施設を誘導するため指定した特例地区での道路占用をより柔軟に認めていくもの。

 コロナ占用特例を利用した占用主体のうち約50件が、22年4月までに「ほこみち」に移行する予定。今後も、占用主体に継続希望がある場合、ほこみちへの円滑な意向を推進する。

 


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