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家庭用の自律移動ロボット開発を推進/旭化成ホームズ

 旭化成ホームズ(株)は22日、自律移動ロボットの研究開発・製造販売を行なう(株)Preferred Robotics(東京都千代田区、代表取締役CEO:礒部 達氏、以下、PFRobotics)との資本提携を発表した。

 旭化成ホームズは2021年11月、データサイエンス技術を用い、暮らしに関する多角的なサービスを創出するデジタルサービスプラットフォームの構築を目指すことを公表。第1弾として、住宅内の一部に設けた、セキュリティレベルが選択可能な収納空間の運用サービス「スマートクローク・ゲートウェイ」の運用を開始した。また、デジタル技術領域における豊かな暮らしの実現を目指し、ディープラーニング(深層学習)やロボティクスにおいて世界トップレベルの技術を持つ(株)Preferred Networks(東京都千代田区、代表取締役最高経営責任者:西川 徹氏、以下、PFN)と21年にロボット技術に関する実証研究を実施した。

 PFRoboticsは、PFNが21年11月1日に会社分割により設立した会社で、今回、デジタルサービスプラットフォームと、家庭用ロボットの連携による新たな暮らしの価値を提供していく最適なパートナーとして、資本提携を決定した。旭化成ホームズは、PFRoboticsの第三者割当増資を引き受ける契約を3月14日に締結し、3月18日に当該株式を取得した。出資額は3億円。

 今後は、住宅における商品・サービス提供において、作業系(調理・掃除ロボ等)、暮らし支援系(コンシェルジェ等)、見守り・癒し系などで活躍できる家庭用ロボットを非常に重要な技術分野と捉え、家庭用の自律移動ロボットの共同開発を推進していく。


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