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リコー、業務支援プラットフォーム事業を強化

新製品の「リコーシータX」

 (株)リコーは30日、ビジネス市場向けの「RICOH360」プラットフォーム事業を強化すると発表した。

 同事業では、360度カメラ「RICOH THETA(リコーシータ)」とソフトウェア、クラウドサービスを組み合わせ、360度画像の撮影からそのデータの活用まで一貫したソリューションを提供。不動産業界では物件内360度画像の撮影と広告用画像への加工といった利用が広がっている。現在は海外を含め約6万社、日本でも1万社以上の不動産事業者が利用しているという。

 事業強化に当たっては、エッジデバイスとクラウドサービスの一括販売を開始し、不動産・建築以外にも業種特有の業務を効率化するプラグインやアプリの提供を強化。使いやすさを重視した新デバイスの開発にも取り組んでいく。これらを進めるために、外部パートナーとのアライアンスを強め、業種別に最適化したデバイスやプラグインの開発を加速する。

 新デバイスとして5月中旬をめどに「リコーシータX」を発売することも発表。大型のタッチパネルモニターを搭載し、現場で撮影した画像を即座に確認できるようにしたほか、バッテリーやメモリーカードの交換にも対応したことで、長時間・大量の画像の撮影にも対応できるようにした。

 同製品と同社が提供するクラウドサービスを連携することで、さまざまな業務効率化を実現。不動産業界向けのクラウドサービスと連携すれば、撮影しながら現場を歩いただけで物件のバーチャルツアーを生成できる不動産向けオートツアーアプリなどを提供していく。


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