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市川に多様性・環境配慮の物流施設/三井不他

「三井不動産ロジスティクスパーク市川塩浜II」外観

 月島機械(株)と三井不動産(株)は31日、共同で開発を進めていた物流施設「三井不動産ロジスティクスパーク(MFLP)市川塩浜II」(千葉県市川市)が満床稼働で竣工したと発表した。

 首都高湾岸線「千鳥」ICから約1.6kmに位置。敷地面積約8万2,600平方メートル、延床面積約18万3,000平方メートル、鉄筋コンクリート・鉄骨造地上4階建て。

 各階の床面積約4万平方メートルという業界最大級のフロアプレートを持つ。事務所の天井高は、全フロア約3.5mを採用。1階のトラックバースは国際基準(45ftコンテナ車両)対応とし、免震構造・72時間対応の非常用発電機等のBCP対策を導入。車番認証・顔認証による入退館管理を採用するなど、オフィスビルと同等のセキュリティ計画とする。

 共用部には、海を一望できるデッキテラスやカフェテリアラウンジ、貸し会議室を設置。礼拝室やジェンダーレストイレを整備するなど、多様な働き方に配慮したワークプレイスを提供する。施設で働く従業員専用のポータルサイトも開設。非接触型のエレベーターや各階トイレの利用状況を見える化するシステムを採用し、感染症対策も徹底する。

 また、生態系保全の取り組みとしてグリーンインフラを整備。太陽光発電設備の設置等により、共用部使用電力の100%グリーン化を図る。専有部では、入居テナントの要望に応じて「グリーン電力提供サービス」を提供。4つの環境認証を取得しており、高断熱外壁やLED照明を採用して大幅な省エネを図っていく。


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