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三井不、全社員を対象にDX研修を実施

 三井不動産(株)は4日、同社の全社員約1,700名を対象に、DX研修「DxU(ディー・バイ・ユー」を開始したと発表した。

 事業と業務、ユーザーを熟知し、デジタルを活用した企画・推進ができる人材の確保を目的に、社員の育成と採用を強化する。併せて、リアル施設共生型ECサイト「&mall」のサービス開始等を皮切りに、2017年より全事業で推進しているDXの進捗状況、成果や推進事例をまとめた「DX白書2022」も公開した。

 「DxU(ディー・バイ・ユー」では、重点研修ポイントを「DX概論」「顧客志向」「デジタル技術理解」「データ活用」「プロセス効率化」「プロジェクト管理・運用」の6つに整理し、デジタル知識だけでなく、多面的なスキルアップを図っていく。

 さらに、各社員のスキルレベルに応じたロードマップを用意。22年度末までに全社員がステップ2(トレーニー)を修了し、DX必須知識を習得。25年度末までに約100名がステップ4(マスター)を修了、DX実践スキルを習得し、DX推進をリードする人材へ育成することを目指している。ステップ4では、既存の事業提案制度「MAG!C」やデータ活用案件創造プログラム「データブートキャンプ」に加えて、新たに国内外ビジネススクールへの派遣なども実施する予定。

 また社内育成のみならず、引き続きDプロフェッショナル人材の採用強化も並行して実施。17年度に新設したIT技術職掌については、引き続き採用を強化し、さらなるDX推進に向けた体制強化を図っていく。


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