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新築マンション販売にAIアバター導入/東急リバブル

 東急リバブル(株)は4日、新築マンション販売における各種物件説明において、営業担当者に代わって対応するAIアバターを開発したと発表した。

 ウェルヴィル(株)(東京都文京区、代表取締役CEO:松田智子氏)が開発した対話エンジン「LIFE TALK ENGINE」と、東急リバブルのマンション販売における営業実績の知見を組み合わせたサービス。「LIFE TALK ENGINE」は、人が発する言葉を文脈解析して意味を理解し、人の感情やストレス状態を認識し、必要に応じてインターネットや外部基幹システムから回答となる情報を瞬時に文書圧縮した上で、応答表現を生成。自然な会話のペースで対応する仕組み。この技術を生かし、実際の接客場面で利用可能なAIアバターを開発。対話しながら物件情報を説明すると同時に、質問や要望にも回答することで初期段階の接客を行なう。

 アバターでの初期接客の内容はテキスト出力され営業担当者が引き継ぐ。担当者は、その内容を踏まえた上で個別性の高い資金相談や購入検討に向けた接客に繋げていく。

 顧客は非対面・非接触で説明を受けられる他、繰り返し説明を求めるなど、自身のペースで聞くことができる。また、一方的な動画配信に比べ、対話できることで物件への理解が深まる可能性も高まる。

 営業担当者は業務の一部をアバターが担うことで、より多くのユーザーへの対応が可能になる他、個別対応により注力できる等、サービス向上、業務効率化に期待できる。

 今年度より自社物件「ルジェンテ」シリーズの販売の導入。その後、東急リバブルが受託販売する物件にサービスへの拡大を予定している。

接客のイメージ


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