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堺市・泉北NTのスマート化に取り組むコンソーシアム

 南海電気鉄道(株)、大阪ガス(株)、西日本電信電話(株)関西支店、堺市は「SENBOKU スマートシティコンソーシアム」の設立に向け準備会を設置。12日より、共同で事業を推進する企業・団体・地方公共団体等の会員募集を開始した。

 同コンソーシアムは、公民で連携し堺市・泉北ニュータウン地域における「モビリティ」「エネルギー」「ヘルスケア」「スマートタウン」「データ連携」の発展に取り組む。同エリアでは「泉北ニュータウン」の将来像を示した新たな指針「SENBOKU New Design」、ICT活用により地域の魅力向上に取り組む「堺スマートシティ戦略」並びに「SENBOKU スマートシティ構想」が設定されており、同コンソーシアムはそのコンセプトに基づき組成する。

 「モビリティ」分野では、シェアモビリティやオンデマンドサービス等を検討し、多世代の多様な移動ニーズに対応する移動環境の形成を図る。「エネルギー」分野では、既存インフラと新しいエネルギーの組み合わせによる低・脱炭素化等を実現する。「ヘルスケア」分野では、スマートデバイス等を用いた地域住民の健康管理等を検討。「スマートタウン」分野では、既存の団地や住宅へのICTの導入、泉ケ丘駅前活性化計画等を含め、エリアへのスマート機能・サービスの普及を目指す。「データ連携」分野では、各分野の取り組み、それにより得られたデータを集約。交通情報やヘルスケア情報の発信、開発状況の周知等を行なう地域ポータル(仮称)の開発に取り組む。

 設立は6月27日の予定。


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