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渋谷に「まちの社交場」となるホテル/UDS

「all day place shibuya」外観
コンパクト内観。華美な装飾は配し、深緑色で仕上げた家具を中心に設えた

 UDS(株)は20日、27日に開業するホテル「all day place shibuya」(東京都渋谷区、客室数160室)を報道陣に公開した。

 同施設は、東京メトロ「渋谷」駅徒歩1分に立地。敷地面積約499平方メートル、延床面積約4,242平方メートル、鉄骨造一部鉄骨鉄筋コンクリート造地上14階建て。個人投資家が保有していたオフィスビルをホテルへ建て替えた。建て替え後はオーナーと賃貸借契約を締結し、同社が施設の運営・管理を行なう。

 外廊下設計を採用し容積対象の床面積を減らすことで、内廊下設計と比較して、約2フロア分の客室数を増やした。客室はコンパクト(約12.2平方メートル)を中心に、グループ利用が可能なパーティスイート(約57.5平方メートル)やウィークエンドスイート(約53.7平方メートル)など全13タイプを用意。アメニティには竹製の歯ブラシや、リユース可能なスリッパサンダル等を採用、環境にも配慮した。宿泊料金はコンパクトで1万100円~。

 宿泊者や地域住民、ワーカーが気軽に集う「パブリックハウス」のような空間を目指し、1階にはビアバーやカフェを設置。2階フロントはカウンターではなく円形のガラステーブルとし、ホテルスタッフや施設利用者が気軽にコミュニケーションを図れるようにした。スマートチェックイン機などを導入し業務を効率化。空いた時間をまち案内など宿泊者との交流に充てる。また、20年以上渋谷を拠点にメディア制作を行なっているルーカスB.B氏を編集パートナーに迎え、同施設発のローカルメディアガイド「all streets」(紙媒体およびウェブ)を毎月発信。渋谷で活躍するクリエイターがおすすめスポットを紹介するもので、紙媒体はフロントに掲出し宿泊者に渋谷の魅力を伝えていく。

 すでに宿泊予約の受付を開始しており、30歳代の女性を中心に好反響を得ているほか、法人から長期利用の問い合わせも来ているという。

パーティスイート内観。床面はタイル張りを採用し、食べこぼしや飲みこぼしが発生しても簡単に清掃できるようにしている
2階フロント。受付カウンターではなく円形のガラステーブルを配置し、ホテルスタッフと宿泊者が気軽に交流を取れるようにした


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