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最終利益が7%増に/スターツC22年3月期

 スターツコーポレーション(株)は10日、2022年3月期決算(連結)を発表した。

 当期(21年4月1日~22年3月31日)は、売上高1,965億7,800万円(前期比1.2%減)、営業利益241億8,200万円(同9.6%増)、経常利益257億8,900万円(同10.6%増)、当期純利益167億7,200万円(同7.5%増)となった。

 不動産関連では、安定的な収益基盤である不動産管理事業において、期末管理物件数がアパート・マンション14万2,907戸、社宅管理代行9万5,948戸など、堅調に増加。これに分譲住宅管理戸数3,790戸、24時間緊急対応サービス受託戸数51万6,480戸を合わせて、期末の総管理物件数は住宅75万9,125戸・駐車場15万9,431台、ビル・施設2,477件となった。セグメント売上高は828億2,300万円(同5.2%減)、営業利益110億100万円(同11.4%増)。

 賃貸仲介事業では、管理物件数の増加に伴って仲介手数料・更新手数料収入が堅調に推移。地域密着型の法人取引の拡大にも注力してきたことから、セグメント売上高71億6,200万円(同7.5%増)、営業利益24億900万円(同7.0%増)と増収増益で着地した。

 建設事業では、22年3月に鉄筋コンクリート造と木造の混構造による免震マンションの初弾プロジェクトが東京都江戸川区で竣工するなど新たな技術開発にも取り組んだ。セグメント売上高は648億5,400万円(同1.4%減)、営業利益81億6,000万円(同4.7%減)となった。受注高は768億200万円(同3.6%増)、期末の受注残高は1,250億5,900万円(同10.5%増)。

 次期(23年3月期)については、売上高2,140億円、営業利益248億円、経常利益250億円、当期純利益168億円を見込む。


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