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大規模修繕工事の長周期化を推進/三井不レジ

 三井不動産レジデンシャル(株)は10日、分譲マンション建築時における高耐久部資材を採用し、大規模修繕工事の長周期化を図ると発表した。

 外壁タイル張りに有機系接着剤を採用。屋上アスファルト防水の耐久性向上に寄与する高反射塗料、耐候性・耐久性に優れた外壁シーリング材も採用し、建物の長寿命化を図っていく。
 これらの採用により、長期修繕計画上の大規模修繕周期を国土交通省のガイドラインで推奨する12~15年よりも長い、18年へと長周期化する。12年周期と比べ、60年間で大規模修繕工事回数を2回減らすことが可能に。約14%のコスト削減も見込め、修繕委員会の立ち上げや総会決議など、管理組合の労力軽減も期待できる。また、長周期化により、竣工後から建物解体までの期間において、CO2排出量も約38%削減できる見込み。

 併せて、屋上および外壁から屋内への漏水保証についても、現行の10年間から18年間に延長する。

 第1号物件として、開発中の分譲マンション「パークホームズ志木コンフォートテラス」(埼玉県新座市、総戸数135戸)で採用。今後、同社が新築する分譲マンションで順次展開していく。


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