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高齢者のいる実家、子供の7割が「片づけ必要」

 (一社)日本ホームステージング協会はこのほど、「実家の片づけに関する実態調査」の結果を発表した。4月に高齢者(65歳~)の親がいて、別居している子供世代(40~69歳)110人にアンケートを実施している。

 親との連絡の回数については、「月に数回程度」が35.5%、「年に数回程度連絡を取る」が33.6%だった。会う回数は、「月に数回程度」が22.7%、「年に数回程度」が56.3%。実家の状況について不安に思うことは、「かなりある」が25.6%、「ややある」が44.5%という回答に。実家の物が多いかどうかについては、「非常に多い」が22.7%、「多い」が27.3%だった。

 片づけの状況については、「片づいていない部屋がある」が36.4%、「どの部屋も片づいていない」が14.5%。片づけの必要性についても「非常にそう思う」が30.0%、「ややそう思う」が37.3%と、合わせて7割を占めた。

 「片づいていない部屋がある」「どの部屋も片づいていない」の回答者に、片づいていないことでの懸念事項を聞いたところ、「処分するのにお金がかかる」が66.1%、「相続の時に大変になる」が39.3%、「親がケガをしないか心配」が30.4%となった。片づかない理由については、「手伝う時間がない」が35.7%、「物が多くてどこから手を付けたらいいか分からない」が33.9%、「趣味で集めたものや思い出のものが捨てにくい」が30.4%だった。


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