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首都圏既存マンション、平均月額管理費は微減

 (公財)東日本不動産流通機構は26日、2021年度の「首都圏中古マンションの管理費・修繕積立金」に関する調査結果を公表した。

 同年度に東日本レインズを通じて成約した首都圏中古(既存)マンションの月額管理費は、1平方メートル当たり191円(前年度比変動なし)、1戸当たり1万2,321円(同159円減)。月額修繕積立金は1平方メートル当たり173円(同4円増)、1戸当たり1万1,164円(同93円増)。合計で1平方メートル当たり365円(同4円増)、1戸当たり2万3,485円(同66円減)となった。1戸当たりおよび1平方メートル当たりの月額管理費は、経年化するにつれて低下傾向。1平方メートル当たりの修繕積立金は築10年を超えると190円前後に上昇、また規模が大きくなるにつれて低下する傾向にある。

 都県別の管理費は、東京都は1平方メートル当たり223円(同2円増)・1戸当たり1万3,374円(同192円減)、神奈川県は同174円(同1円減)・同1万1,700円(同200円減)、埼玉県は同155円(同1円増)・同1万518円(同1円増)、千葉県は同150円(同2円増)・同1万924円(同22円増)。

 修繕積立金は、東京都が同181円(同5円増)・同1万878円(同62円増)、神奈川県が同175円(同5円増)・同1万1,755円(同169円増)、埼玉県が同159円(同3円増)・同1万792円(同145円増)、千葉県が同159円(同3円増)・同1万1,550円(同27円増)となった。

 1平方メートル当たりの年間管理費は、成約1平方メートル単価の0.37%(同0.04ポイント減)、年間修繕積立金は0.34%(同0.02ポイント減)で、合計は0.71%(同0.06ポイント減)。1970年代と、バブル期の80年代後半から90年代前半に建築された物件は、管理費と修繕積立金(年間)の対成約単価比率が高い傾向となった。


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