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小田急不、沿線の空き家解消に向けomusubiと協定

 小田急不動産(株)は30日、(有)トノコーポレーション(千葉県松戸市、取締役:殿塚建吾氏)が運営するomusubi不動産と、空き家再生に関する基本協定書を締結したと発表した。

 小田急線沿線は一部人口減少に転じる地域もあり、また、同沿線が面する世田谷区は自治体別の空き家数で全国1位となっている。そこで、小田急不動産は同沿線を中心に空き家の買い取り・リノベーションやリノベーション付き住宅サブリース事業を展開している。

 omusubi不動産は千葉県松戸市を中心に空き家を借り上げ、DIY可能物件としてアーティスト等に提供する事業を展開。そうした取り組みが注目され、小田急電鉄(株)が開発した同沿線「世田谷代田」駅至近の複合施設「BONUS TRACK」に誘致され、周辺地域の空き家仲介等を実施している。

 同協定は、両社が空き家問題の解消に向け連携・協力して取り組むことを目的に4月11日に締結した。今後はこれに基づき、築年数の経過した物件の特性を生かした賃貸メニューの開発、未活用資産の有効利用、人口流入等に取り組む。


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