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不動産相続イメージ、1位は「手続きが面倒」

 (株)アスカネット(広島市安佐南区、代表取締役社長:松尾雄司氏)はこのほど、「葬儀・相続に関する調査」結果を発表した。過去5年で家長を亡くした40歳以上の男女を対象にインターネット調査を行なったもので、調査期間は5月24日から27日、回答数は465名。

 2024年4月1日から土地・建物の相続登記が義務化されることを知っているかどうかを聞いたところ、「まったく知らない」(65.2%)が過半数を超え、「聞いたことがある程度」が19.1%で、「知っている」が15.7%にとどまった。

 家長の生前に親族間で相続手続きについて話し合っていたかどうかについては、「まったくなかった」が57.4%を占めた。「話し合っていた」は15.9%、「なんとなく話したことはあった」が26.7%。

 不動産相続に関して抱いているイメージについて聞いたところ、1位は「手続きが面倒」(47.3%)に。以下「お金がかかる」(18.3%)、「何から手を付ければよいか分からない」(18.1%)、「誰に相談していいのか分からない」(8.6%)とネガティブなイメージが続いている。
 葬儀後に相続関連の手続きで困ったことについては、「そもそも何から手を付けたらよいか分からなかった」(41.7%)がトップに。次いで「不動産の名義変更」(14.6%)、「誰に相談したらよいか分からなかった」(11%)。
 調査全体を通じ、不動産相続に関して多くの人が「困難」「どうしたらいいか分からない」などの悩み・不満を抱えていることがうかがえる結果となった。


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