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5Gの基地局シェアで特許取得/三菱地所

 三菱地所(株)は29日、基地局用シェアリングの建物屋上ソリューションとその工法に関する特許を取得したと発表。

 エクシオグループ(株)(東京都渋谷区)と共同で取得したもの。複数の通信事業者が建物屋上で同時にアンテナや無線装置を設置するためのインフラの構造、工法、光ケーブルや電源の提供方法等。これにより複数の通信事業者が低コスト化を図りながら限られたスペースで置局を行なうことが可能となる。さらに消費電力や資材、工事工数の削減もできるため、環境負荷の低減につながる。

 同社では2021年1月に、これまで通信事業者各社がそれぞれ整備してきた携帯通信設備を共用化する「インフラシェアリング事業」に本格参入。22年4月に東京駅エリア初となる屋外5Gインフラシェアサービスを丸ビルで共用を開始。現在、大手町、有楽町、横浜みなとみらいなどでも設計や通信事業者の協議を進めている。

 このほど屋内インフラシェア最大手の(株)JTOWERと事業連携し、営業提携を相互に進めることで、広範なエリアやアセットでの展開を加速する。また、横浜みなとみらい地区では、スマートポール(5G基地局などを備える多機能型ポールの総称)事業を共同で実施するほか、三菱地所が運営する一部の施設でJTOWERの屋内5G携帯通信環境整備のソリューションを活用して、5G対策を共同で進めていく予定。


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