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銀座の路面店空室率、コロナ禍以降最大の低下

 シービーアールイー(株)はこのほど、国内主要店舗(路面店舗)の市場動向に関するレポート「リテールマーケットビュー2022年第2四半期(22年4~6月)」を公表した。

 東京・銀座のハイストリート空室率は3.1%(前期比1.4ポイント低下)。コロナ禍以降、最大の低下幅となった。1平方メートル当たり月額賃料は24万1,500円と、3期連続の横ばい。銀座エリアに路面店舗がないラグジュアリーブランドの出店ニーズがあるほか、既存店舗があるリテーラーの移転ニーズも見られる。銀座プライム賃料は40万円と横ばい。

 大阪・心斎橋の空室率は13.1%(同1.4ポイント低下)。賃料は14万2,000円と横ばい。前期に引き続き、御堂筋ではラグジュアリーブランドの出店ニーズが集まっている。ただし、賃料を押し上げるほどの強いニーズはなかった。心斎橋プライム賃料は25万円と、横ばいが続いている。

 名古屋・栄の空室率は0.0%(変動なし)。賃料は7万円(同0.7%下落)だった。募集物件では、幅広い業態からの出店ニーズが見られる一方、相場通りの募集賃料に対し、リテーラーの希望賃料がやや低いことが主因。栄プライム賃料は横ばいの10万円。


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