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賃貸設備「ネット接続料無料」の需要が大幅増

 アットホーム(株)は7日、「不動産のプロが選ぶ!『2022年上半期 問い合わせが多かった条件・設備~賃貸編~』ランキング」を発表した。22年1~6月に賃貸居住用物件を探している顧客を担当した全国のアットホーム加盟店を対象にアンケート。調査期間は7月15~22日、有効回答数は1,016だった。

 22年上半期の問い合わせが多かった条件は、「毎月の家賃を下げたい」が36.4%(前回調査(21年下半期)比1.9ポイント増)でトップ。21年上半期の調査開始以降増加傾向にあり、年々家賃をできるだけ抑えたいというニーズが高まっている。不動産会社からのコメントでは、「少し希望から離れていても家賃を下げたいという要望が多い」という声があった。

 2位は「今より部屋数を増やしたい」が33.3%(同9.7ポイント増)と前回調査比で大幅増となった。「テレワークをする方が急増したので、部屋数を増やしたい、リビングと寝室を分けたい単身の方が増えた」など、テレワークの影響を指摘するコメントが多数寄せられた。3位は、「転勤のため引っ越したい」の32.5%(同1.7ポイント増)だった。

 問い合わせの多かった設備のトップは、「インターネット接続料無料」が50.9%(同13.3ポイント増)で、前回調査から大幅に増えた。「無料かどうか以外にも、速度やVDSL方式なのかLAN方式なのかなど細かな部分まで気にされる方がいた」といったコメントもあった。

 2位は「駐車場」が39.5%(前回調査はなし)で、「2台以上の駐車場スペースを求められることが多かった」「駐車が苦手なため、駐車場の広さや位置を気にしているお客さまがいた」など、駐車場の有無だけではなく広さや台数が求められる傾向にあるとした。3位は「オートロック」が33.6%(前回調査比3.7ポイント増)。不動産会社からは「防犯セキュリティを気にされる方が増えた」というコメントが多数寄せられた。


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