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三井DT、バーチャル空間での働き方を検証

同社オフィスでの実証実験の様子
「リフレッシュ」を目的としたバーチャル空間

 三井デザインテック(株)は7日、monoAI technology(株)(兵庫県神戸市、代表取締役社長:本城 嘉太郎氏)とメタバース(バーチャル空間)を活用した新たな働き方の可能性を検証する実証実験を開始したと発表した。

 三井デザインテックは、これまでにも業務に最適な環境を選択する新たな働き方である「ABW」についてさまざまな検証を行ない、その知見を活用して企業のオフィス課題の解決に取り組んできた。今回は、昨今のテレワーク普及によるコミュニケーションの減少を要因としたさまざざまな課題の解決を目指し、バーチャル空間におけるコミュニケーションについての検証を同社オフィス(東京都中央区)で行なう。

 どのようなシチュエーションや目的において高い効果や満足度を得られるのか、同社が独自に定めた働く場における行動「10のアクティビティ」(定型業務、情報収集、情報共有、リフレッシュ等)に沿って実証実験を進める。

 すでに「リフレッシュ」の検証を進めており、都心のリアルオフィスでは実現が難しい、高天井・焚火の揺らぎ・雪景色といった空間を同社が設計・デザインし、それをmonoAI technologyの技術でバーチャル空間に創出。リフレッシュ空間の中で、体験者が一定の没入感や心の安らぎを得られることが確認できたという。

 今後も、より効果の高いバーチャル空間をデザインするべく、さらなる検討を行なっていく。将来的には、メタバースがオフィス、自宅、シェアオフィス(サードプレイス)に次ぐ、“第4の働く場”として活用される新たな働き方の可能性を探り、今後の空間づくりに活用していく。


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