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投資家の商業、ホテルへの投資意欲が回復

 三菱UFJ信託銀行(株)は9日、「2022年度上半期私募ファンド調査」結果を発表した。7月に不動産アセットマネジメント会社38社を調査した。

 エクイティ投資家の投資意欲については、国内・海外どちらの投資家も「強い・やや強い」が6割超(国内投資家67.8%、海外投資家62.4%)に。一方で、海外投資家において「どちらともいえない」「弱い・やや弱い」の合計が37.6%と前回調査時の19.5%から大幅に上昇しており、コロナ禍直後の水準と変わらない割合となった。

 投資対象としたいアセットタイプについて聞いたところ、「オフィス」(78.9%)、「住宅」(76.3%)、「物流」(71.1%)の割合が7割を超えるなど高い結果に。「商業」(63.2%)、「ホテル」(60.5%)はコロナ禍直後は「投資したい」の回答割合がそれぞれ36.4%、27.3%まで低下していたが、その割合を大幅に戻してきた。

 ESGへの取り組み方針については、「すでに取り組んでおり、今後も積極的に推進」「今後も継続して検討していく」がそれぞれ50%となり、20年7月にこの設問を設定して以来、初めて「採用する可能性はない」の回答割合がゼロに。


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