不動産ニュースと不動産業務のためのサポートサイト

食と農の産業支援に向けて取り組み/三菱地所他

 三菱地所(株)は15日、2025年に竣工予定の「(仮称)内神田一丁目計画」(東京都千代田区)において、食と農の産業支援施設整備に向けた取り組み「めぐるめくプロジェクト」を始動すると発表した。

 同社は、同計画で建設するビルの2・3・4階に、食や農に関する分野の企業活動支援および交流促進のためビジネス・産業支援施設を整備。同施設は、これからの食産業や農業・水産・畜産業を担う地域の生産者や加工者等(チャレンジャーと定義)のシェアオフィスといった用途に加え、食や農に携わる企業やプレイヤーが集まり、チャレンジャーとのコミュニティを形成し、多様な共創が生まれる場として活用する。

 「めぐるめくプロジェクト」は、同施設の開設に先立ち実施する活動で、地域を育む生産者と都市で暮らす生活者が相互に理解を深め交流し合い、豊かな食や社会の構築を目指す。同社を幹事に、デザインの力で新しい価値を生み出すクリエイティブ・カンパニーの(株)ロフトワーク、食の価値共創活動を推進する(株)シグマクシス、社会課題解決を目指すチェンジメーカーのPR等を手掛ける70seeds(株)の4社で展開。イベント開催等を通じて、全国各地の食農共創拠点や共創の活動を推進する自治体とのネットワークを広げ、地域間やプレイヤー同士の交流、生活者とチャレンジャーの交流を促進していく。


最新刊のお知らせ

2024年5月号

住宅確保要配慮者を支援しつつオーナーにも配慮するには? ご購読はこちら