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横浜の庁舎跡地に「地域交流」支える複合施設

「VIERRA蒔田」外観イメージ

 JR西日本不動産開発(株)は20日、同社が推進する横浜市旧南区総合庁舎跡地の開発プロジェクトにおいて、施設名称を「VIERRA蒔田」(横浜市南区)に決定し、10月20日にグランドオープンすると発表した。

 2019年8月、横浜市の課題解決型公募で事業者に選定され、開発を進めていた。「地域交流の場の提供」「少子化・子育て」「高齢化」を地域課題と捉え、生活利便施設のほか、地域交流施設や子育て支援施設、医療・福祉施設などを備えた複合商業施設を整備し、まちの課題解決を目指す。横浜市営地下鉄「蒔田」駅より徒歩3分。敷地面積約4,399平方メートル、延床面積約1万6,549平方メートル、鉄骨造・鉄筋コンクリート造地上4階地下2階建て。

 テナントには、スーパーマーケット「ライフ」や100円ショップ「ダイソー」などの生活利便施設のほか、各種クリニックなどを誘致。地域交流を促進するための取り組みとして、3階には多目的スタジオやキッチンスタジオ、コモンスペースで構成する「ビエラスタジオ蒔田」を設置。併せてオープンテラスも整備し、同スタジオとの一体的な利用にも対応する。また同階にはコワーキングスペース「i-Office」も誘致し、JR西日本やJR東日本が展開するシェアオフィスとも連携することで、周辺住民の多様な働き方をサポートする。

 さらに地域防災に貢献する取り組みとして、1階広場にはかまどベンチやマンホールトイレなどの防災用品を整備。有事の際は、横浜市南区との連携協定に基づき帰宅困難者の受け入れ等も行なう。


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