JR西日本グループ（西日本旅客鉄道（株）、JR西日本不動産開発（株）、金沢ターミナル開発（株））は26日、オフィスビル「JR金沢駅西第四NKビル」（石川県金沢市）を、8月31日に竣工したと発表した。
JR「金沢」駅より徒歩約4分に立地。敷地面積約4,460平方メートル、延床面積約2万7,500平方メートル、鉄骨造地上10階建て。同市内において約25年ぶりの大型オフィスビルとなる。
オフィス専有部は、同市内で最大のフロア面積約678坪を確保。センターコア形式で無柱空間の貸室は、レイアウトの自由度が高く、最小で25坪まで分割できる。共用部については、1・2階にミーティングやデスクワークも可能なレストスペースを設置。各階にはリフレッシュスペースを設けたほか、少人数のWeb会議から大人数のセミナーまで利用可能な貸会議室を用意している。
エレベーターの非接触ボタンの採用、貸室出入口の抗ウイルス抗菌処置により、接触による感染症の拡大リスクを軽減。機械換気と自然換気の併用が可能な貸室や、エレベーターの強制換気などにより、換気性能も向上させた。また、防災備蓄倉庫の設置、非常用発電機導入などによる最長72時間の電力提供、井戸水の確保などBCP対策にも力を入れており、CASBEEウェルネスオフィス認証では、最高位のSランクを取得。
併せて、立体駐車場「タイムズ百番駅西パーキング」の竣工も発表した。金沢駅直結の商業施設「金沢百番街：Rinto」から徒歩約4分に位置。9月1日にオープンしており、約600台の駐車が可能。24時間いつでも入庫できる。