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「全室スイート」など年内に5ホテルを開業

「MIMARU SUITE 東京日本橋」
客室には、2部屋の独立したベッドルームを用意。4名で眠れるキングバンクベッドにより、6名利用を可能にした

 (株)コスモスイニシアと(株)コスモスホテルマネジメントは26日、都市滞在型アパートメントホテル「MIMARU(ミマル)」の新シリーズとして2021年から展開している「MIMARU SUITE(ミマルスイート)」の東京初出店となる「MIMARU SUITE 東京日本橋」(東京都中央区、客室数36室)を報道陣に公開した。開業日は29日。

 「MIMARU」は、外国人観光客の連泊ニーズに対応した長期滞在型のホテルで、首都圏・関西圏でこれまで22施設を展開。40平方メートル以上のワンルームタイプ、4ベッド、キッチン付きの客室を中心としたラインナップで、家族で来日するインバウンドを中心に利用されてきた。コロナ禍前のインバウンド比率は9割に達していた。

 「MIMARU SUITE」は、キッチン付きのリビングダイニングと2つの独立したベッドルームを基本とするもので、グループ旅行、多世代旅行、「ホテルはスイート」が当たり前の欧米インバウンドなど、グループで集う空間とともにプライバシーも重視する利用者に訴求する。「MIMARU SUITES 東京日本橋」は、東京メトロ日比谷線・都営浅草線「人形町」駅より徒歩2分に立地。地上11階建て。客室は3階以上、1フロア4室。客室面積は58~60平方メートル。4人で眠れるキングバンクベッドを設けたファミリースイートタイプ(定員6人、27室)、2ベッドルームタイプ(定員4人、9室)を用意。全室、バスルームとシャワールーム、トイレ2つ、洗濯乾燥機を設けた。
 2階ロビーに食器類約100点、アート約100点、蔵書約300冊を用意。滞在中のユーザーに貸し出し、自宅のようにくつろいでもらう。ロビーには、カフェコーナーも設け、地域住民にも開放。コーヒー、お茶、日本酒の試飲イベント等も行なっていく。宿泊料金は1室3万6,000円~。

 同社は、コロナ禍の収束を視野に入れ、ホテル出店を加速。休業中ホテルの再開も順次進めていく。22年10月に「MIMARU大阪 心斎橋EAST」(大阪市中央区、客室数40室)、11月には「MIMARU東京 池袋」(東京都豊島区、客室数107室)と「MIMARU大阪 心斎橋NORTH」(大阪市中央区、客室数49室)、12月に「MIMARU SUITES 東京浅草」(東京都台東区、客室数36室)を一気に開業する。23年も1施設の開業を予定しており、総客室数は1,500室を突破する。

 また、日本政府が入国制限撤廃を発表したことから、この1週間でのインバウンドの予約が4倍に増えているという。

2階ロビーに食器類約100点、アート約100点、蔵書約300冊を用意。滞在中のユーザーに貸し出し、自宅のようにくつろいでもらう


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