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小田急不動産(株)はこのほど、冊子型広告「まちまちストーリーズ」の第3巻を発刊した。
「まちまちストーリーズ」は、小田急線沿線での地域愛の醸成を目的に発刊している広告媒体。各地域の仲介店舗の営業社員や地域住民からまちの魅力等をヒアリングした上で、それぞれのまちごとにフィクションの物語を作り、掲載している。2020年11月に第1巻、21年4月に第2巻を刊行。発刊後は同社の顧客約2万人に配布するほか、同社仲介店舗や取り組みに協力する地元商店でも掲出・配布している。
3巻目となる今回は、新たに「代々木上原」「向ヶ丘遊園」「栗平」「座間」「大和」「本厚木」という6つの沿線のまちを取り上げた。そのうち「本厚木」は、本厚木で生まれ育った「悪友」4人が、久しぶりに地元の焼き肉屋で名物の「豚ホルモン」を頬張りながら、まちを盛り上げるための活動について考える、というストーリー。制作に携わった同社仲介事業本部仲介営業部営業企画グループの櫻井 麻紀子氏は、「本厚木の営業スタッフはとりわけ地元愛が強かった。私も県央出身なので、喧々諤々地元の魅力を語り合いながら、ストーリーを練っていきました」と振り返る。
20年6月には、「まちまちストーリーズ」の公式Instagramを開設。同媒体の掲出に協力してくれた地元商店の宣伝などを行なっており、すでに100店舗以上を訪問。同社と地元商店との交流の輪が広がっているという。
今後は、そうした商店と連携してノベルティを制作し、顧客に提供していく計画。「地域住民がまちの魅力を再発見するきっかけを作ることで、地域交流を促進し、ゆくゆくは沿線の人口流入にもつながっていけば」(同氏)。
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