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地所レジとJS、次世代内装システムを共同研究

段ボール素材を用いたテレワークブース(写真奥)

 三菱地所レジデンス(株)と日本総合住生活(株)(JS)は12日、脱炭素社会の実現に向けた取り組みとして、次世代内装システムの共同開発契約を締結したと発表した。

 新築分譲マンション、賃貸マンション、リノベーション事業における(1)住宅の内部空間づくりにおける資源循環型モデルの確立、(2)多様化する生活スタイルや家族の形に対応できる住空間の提案についての研究を進める。(1)では、サステナブル・リサイクル建材をベースにした家具の企画・デザイン、資源循環を考慮した分解しやすい構造の検討や資源回収ルートの確保などを検討。(2)では、テレワークや趣味の活動などさまざまな暮らし方に対応する空間や家具の企画・デザインなどを考案する予定。

 三菱地所レジデンスは、同社100%子会社の(株)メックecoライフの協力を得て、商品およびデザイン提案、ニーズ調査等に取り組む。JSは(独)都市再生機構(UR都市機構)の集合住宅団地におけるサポート業務の実績および技術力を生かし、商品の基本設計・実施設計、技術開発を進めていく。

 なお、三菱地所レジデンスとJSは、すでに環境負荷の低減を考慮した段ボール素材(ふすま芯材)を利用した、テレワークブース等の試作品を制作。JSの研究開発施設内のモデルルームに設置している。


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