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太陽光発電事業に参入/オープンハウス

第1期取得予定の太陽光発電施設(群馬県)

 (株)オープンハウスグループは25日、同社が展開している脱炭素プロジェクトの一環で、太陽光発電事業を開始すると発表した。

 同社は2021年11月、「TCFD(気候関連財務情報開示タスクフォース)」提言に基づく情報開示に伴い、Scope1・2について中長期的な温室効果ガス排出削減目標を設定。22年10月には、戸建住宅購入者を対象に、使用電力のCO2排出量を実質ゼロとするCO2フリーメニューを導入した。

 今回、こうした脱炭素プロジェクトをさらに推進するべく、太陽光発電事業への参入を決定。太陽光発電施設を運営する子会社(SPC)を通じて、稼働済みの発電施設20ヵ所を取得・運用する。パネル容量は15.4MW、年間予想発電量は約2,000万kWh(一般家庭4,100戸の年間電力使用量に相当)。総投資額は約60億円。取得時期は、第1期が22年10月、第2期が22年12月~23年3月を予定する。

 併せて、「グリーンファイナンスフレームワーク」を策定。同フレームワークに基づき調達した資金を、太陽光発電施設の取得、リファイナンスおよび改修資金に充当する。

 同社では、太陽光発電事業の開始に伴い、新たにScope3の削減目標を設定。今後も脱炭素プロジェクトのさらなる推進により、持続可能な社会の実現に貢献していく。


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