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首都圏既存戸建て価格、3ヵ月ぶりの下落

 (株)東京カンテイは9日、2022年10月の主要都市圏・主要都市における中古(既存)一戸建て住宅の価格動向を発表した。調査対象は、敷地面積100~300平方メートル、最寄り駅からの所要時間が徒歩30分以内もしくはバス20分以内で、土地・建物とも所有権の物件。

 首都圏の平均価格は3,847万円(前月比2.8%下落)と3ヵ月ぶりに反転下落した。都県別では、東京都が5,597万円(同15.2%下落)と5ヵ月ぶりに大きく反転下落。神奈川県は4,247万円(同5.9%上昇)、千葉県は2,674万円(同0.9%上昇)といずれも反転上昇した。埼玉県は2,957万円(同1.0%上昇)と2ヵ月連続で上昇。首都圏は、東京都で大きく下落した影響で反転下落となったが、他の3県はいずれも上昇しており、下落トレンドとはいえないとした。

 近畿圏は2,944万円(同9.2%上昇)と反転上昇した。都県別では大阪府が3,275万円(同10.3%上昇)と反転上昇。兵庫県は2,649万円(同3.0%下落)と2ヵ月連続で下落した。京都府は4,244万円(同32.7%上昇)と3ヵ月ぶりに反転急上昇したが、これは京都市に高額物件が供給された影響によるとしている。

 中部圏は2,430万円(同1.0%上昇)と3ヵ月連続で上昇。愛知県は3,047万円(同6.3%上昇)と反転上昇した。

 宮城県は2,533万円(同7.3%上昇)と反転上昇、福岡県は2,512万円(同13.8%上昇)と大きく反転上昇した。


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