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ロサンゼルスで賃貸住宅を開発/関電不

ロサンゼルス郡モンロビア市で開発する賃貸住宅の完成イメージ

 関電不動産開発(株)は24日、米国の現地法人Kanden Realty & Development America LLC(KRDA)を通じて、西日本鉄道(株)、(株)サンケイビル、田村建材(株)、Adept Developmentと共同で、ロサンゼルス郡モンロビア市で賃貸住宅(総戸数232戸)を開発すると発表した。

 ロサンゼルス近郊に位置するモンロビア市は、人口規模は小さいものの高級住宅エリアや企業が多くあるパサディナ市に近く、住宅地として人気のエリア。ロサンゼルス中心街にも車・電車で約40~50分でアクセス可能で、通勤・通学の利便性に優れる。2018年以降、新規オフィスの供給に伴う雇用も増加しており、今後も高い住宅ニーズが見込まれる。

 今回開発する賃貸住宅は、ロサンゼルスダウンタウンにつながるゴールドライン「メトロモンロビア」駅より徒歩1分に位置。敷地面積は約7,400平方メートル。間取りはStudio、1BR~3BRの4タイプを用意する。関電不動産開発が21年1月に事業参画を発表した520 Projectに次ぐAdeptとの2件目の協業案件で、カリフォルニア州で新築住宅を開発するのは初となる。

 同社は22年10月にKRDAのロサンゼルス事務局を開設。同プロジェクトへの参画を通じて、米国における不動産事業に関する知見を拡充すると共に、全米各州におけるさらなる事業参画の機会を検討し、米国における収益拡大を目指す。

 竣工は2024年9月の予定。


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