不動産ニュースと不動産業務のためのサポートサイト

EV購入、自宅の充電環境がネックに

 日産自動車(株)は7日、電気自動車(EV)と住環境の関係性に関する調査の結果を発表。2022年10月26日~11月1日にかけて、EV購入検討者(保有者)および集合住宅に住む30~50歳代の男女400人を対象に、インターネットでアンケートを行なった。

 EV購入を検討している人に検討時期を尋ねたところ、「1~3年前」が43.1%でトップに。次いで「半年~1年前」(25.1%)、「3~5年前」(11.7%)となり、ここ数年でEV購入意欲が高まっていることが分かった。EV購入を検討する理由については、「環境にやさしいから」(63.0%)が最多で、「ガソリンが高騰しているから」(51.3%)、「世界的に主流になりそうだから」(40.0%)と続いた。

 一方、EVを購入する上で迷うポイントについては、「自宅で充電できない」が57.8%で最多に。2位が「費用が高額」(57.0%)で、購入価格よりも住宅の充電環境がネックとなっていることが分かった。加えて、住環境(充電設備がない)が理由でEV購入をあきらめた経験があるか尋ねると、51.0%が「ある」と回答した。

 現在住んでいる集合住宅にEVの充電ができる駐車場があるか聞くと、79.5%が「ない」と回答。また、EV保有者50人にEVの充電方法を尋ねると、「自宅以外の充電スポットを利用」が52.0%でトップに。充電スポットまでの距離(徒歩)については、「30分以上」が30.0%で最多で、充電に手間がかかっていることが明らかになった。


最新刊のお知らせ

2024年5月号

住宅確保要配慮者を支援しつつオーナーにも配慮するには? ご購読はこちら