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リノベコンテスト、22年の総合グランプリ発表

総合グランプリを受賞した「総二階だった家(平屋)」

 (一社)リノベーション協議会は7日、「リノベーション・オブ・ザ・イヤー2022」の総合グランプリを発表した。

 同協議会の加盟企業800社超の施工事例の中から、その年を代表するリノベーション作品を決定するコンテストで、今年で10回目。施工費別に「500万円未満部門」「1,000万円未満部門」「1,000万円以上部門」「無差別級部門」の4部門に分かれる。今年は90社・260作品がエントリー。SNSを活用した一般ユーザーによる1次審査で64作品を選出。住宅系を中心としたメディアの編集者9人で構成する選考委員による最終選考を経て、総合グランプリ、部門別最優秀賞4点、特別賞14点を決定した。

 総合グランプリは、(株)モリタ装芸(新潟市中央区、代表取締役:森田順一氏)による「総二階だった家(平屋)」(新潟市西区)。築47年の空き家をだるま落としの要領で平屋にし床面積を半分に減築すると共に、ZEH基準を上回る断熱改修なども実施。世帯当たりの同居人数の縮小や高齢化という人口動態の変化を見据えたリノベーションが評価された。

 部門別では、「500万円未満部門」は古民家にミッドセンチュリーデザインや家具を調和させた「inherit from TAISHO ~古民家×アンティーク~」(フクダハウジング(株))、「1,000万円未満部門」はペットである鳥との共生を意識した「5羽+1人で都心に住まう」((株)NENGO)、「1,000万円以上部門」は開口部からの採光・通風等を最大限生かした「Ring on the Green 風と光が抜ける緑に囲まれた家」((株)ルーヴィス)、「無差別級部門」は「座間」駅ロータリーを住民の交流広場とした「駅前ロータリーを歩行者の手に取りもどせ―『ざまにわ』」((株)ブルースタジオ)がそれぞれ最優秀賞を受賞した。


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