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東急不、川崎で初の木造+RC造学生レジ

「(仮称)キャンパスヴィレッジ生田」外観イメージ

 東急不動産(株)は19日、学生レジデンス「CAMPUS VILLAGE(キャンパスヴィレッジ)」シリーズにおいて、初となる木造+鉄筋コンクリート造の「(仮称)キャンパスヴィレッジ生田」(川崎市多摩区、総戸数130戸)の着工を発表した。

 キャンパスヴィレッジシリーズでは、学生が安心して暮らせるように、エントランス、各フロア、各居室等のトリプルセキュリティを採用し、有人管理、防犯カメラの設置、警備システムを導入。栄養士監修の健康に配慮した健康的な食事メニューを提供する。専有部では、家具や家電、 無料のインターネットを完備し新生活に必要な環境を整備している。運営は(株)学生情報センター。

 小田急小田原線「生田」駅徒歩9分の立地。敷地面積1,551.19平方メートル、延床面積3,197.37平方メートル、1・2階が鉄筋コンクリート造、3~6階が木造の地上6階建て。設計施工は三井ホーム(株)に委託した。

 木造+鉄筋コンクリート造を採用することで、建設時のCO2排出量を大幅に削減するとともに、木造建築の炭素貯蔵の効果による脱炭素化へ貢献する。また、建物の断熱性能を高め、専有部・共用部の各所で高効率・省エネルギー設備を採用しZEH-M Oriented認定の取得を予定している。

 外観ファサードには、出会いやつながりを連想させるクロスをモチーフとした木目調ルーバーをランダムに配置。内装の天井や壁面にも木調のデザインを取り入れ、温かみのある空間を創出する。共用部のカフェテリアでは、ベンチにもなるスキップフロアを採用し、学生同士の交流を促す。

 住戸の間取りはワンルーム、専有面積は15.94~16.70平方メートル。

 竣工および入居開始は2024年3月の予定。

 なお、東急不動産は、中期経営計画で掲げた「環境を起点とした事業機会の拡大」をより加速させていくため、着工ベースで25年度以降に開発する「キャンパスヴィレッジ」シリーズはすべてZEH水準とする予定。


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