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押上に「リッチモンドホテルズ」初の体験型ホテル

「リッチモンドホテルプレミア東京スコーレ」外観
「SHARE LOUNGE」内観。ドリンクやスナック、書籍などを用意

 アールエヌティーホテルズ(株)は22日、「リッチモンドホテルプレミア東京スコーレ」(東京都墨田区、総客室数260室)のグランドオープンに先駆け、メディア内覧会を開催した。

 都営地下鉄浅草線・東京メトロ半蔵門線・京成押上線・東武スカイツリーライン「押上」駅徒歩1分に立地。地上13階建て、延床面積1万1,432平方メートル。

 2015年に開業した「リッチモンドホテルプレミア東京押上」の名称を変更し、「体験型ホテル」としてリニューアルしたもの。時間制のカフェスペース「SHARE LOUNGE」をはじめ、サウナやゲーミングルームなどを備えた客室を新たに用意。全国に43ホテル、8,669室を展開する「リッチモンドホテルズ」にとって初の試みとなる。

 5階の「SHARE LOUNGE」は、シェアオフィスの利便性とラウンジの居心地の良さを備え、約1,300冊の書籍や約80種類のドリンク・スナックを用意。電源、高速Wi-Fiも完備し、充電器やモニター、加湿器などの貸し出しも行なっている。宿泊者をはじめ、地域の人々も気軽に利用することができる。
 6階は、小上がりのくつろぎスペースやサウナルームを備えた客室を用意。浴場と水風呂を設置した部屋もあり、サウナを存分に楽しめる空間とした。客室面積は18.5~71.8平方メートル。
 13階は、コンセプトフロアとし、各部屋にテーマを設定。「BOOK」をテーマにした部屋では、TSUTAYA・蔦屋書店がセレクトした書籍が本棚に並べられ、読書を楽しみながら宿泊することができる。「ゲーム」がテーマの部屋では、PCゲームに没頭できるよう、高スペックの機材を用意。ゲームモニター、チェア、ヘッドフォンにもこだわり、大人のためのゲーミングルームとした。

 会見でロイヤルホールディングス(株)執行役員ホテル事業担当、アールエヌティーホテルズ代表取締役社長の本山浩平氏は「コロナ前の19年比で見ると、グループの他の事業と比べて、ホテル事業は回復が遅れている。今後を見据えて、インバウンドに偏らず、国内やレジャーのお客さまの獲得を目指すため、既存ホテルで実験的に費用を投じて改装を行なった」などと述べた。

 宿泊料金は1万4,000円~(税サ込み)。グランドオープンは12月27日。

サウナルームを備えた客室。浴場と水風呂も設置している
ゲーミングルームは、高スペックの機材を用意。レーシングチームとコラボした長時間座っても疲れない椅子も採用している


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