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22年の近畿圏マンション、平米単価が過去最高更新

 (株)不動産経済研究所は26日、2022年12月および同年1年間(1~12月)の「近畿圏マンション市場動向」を発表した。

 同年の近畿圏のマンションの新規発売戸数は、1万7,858戸(前年比5.8%減)と2年ぶりに減少した。エリア別では、大阪市部7,167戸(同9.8%増)、大阪府下3,599戸(同7.7%減)、神戸市部1,506戸(同38.3%減)、兵庫県下1,993戸(同29.0%減)、京都市部1,973戸(同29.1%増)、京都府下331戸(同43.0%減)、奈良県334戸(同60.6%増)、滋賀県744戸(同12.3%減)、和歌山県211戸(同93.6%増)となった。

 1戸当たりの平均価格は4,635万円(同1.6%上昇)と上昇し、1991年以来の高値に。1平方メートル当たりの単価は77万4,000円(同3.1%上昇)と、73年の調査開始以来の最高値となった。月間契約率(平均)は72.7%(同2.9ポイント上昇)と、2年ぶりに70%を超えた。

 23 年の発売戸数は1万8,000戸程度を見込む。

 また、22年12月の近畿圏マンション発売戸数は2,952戸(前年同月比5.0%増)と、2ヵ月ぶりに前年同月を上回った。1戸当たりの価格は4,006万円(同6.3%下落)と2ヵ月連続で下落。1平方メートル単価は75万4,000円(同6.0%上昇)と2ヵ月ぶりに上昇した。月間契約率は74.8%(同1.3ポイント上昇)。即日完売物件は1物件・1戸。販売在庫は3,905戸となり、前月末に比べて368戸増加した。

 23年1月の発売戸数は700戸程度を見込む。


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