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節電トーンダウン、「寒さが我慢できない」がトップ

 (株)LIXIL住宅研究所が15日に発表した「節電状況に関する調査結果」によると、節電の取り組み状況について、「今も頑張って節電している」が66.2%でトップとなった。2位は「節電に取り組んでいたが、今は若干トーンダウンしている」(27.3%)、3位は「今は大きくトーンダウンしている」(2.9%)。節電を途中でトークダウンしたり、節電しなくなった理由については、「寒さを我慢できなかったから」(59.2%)が1位。2位は「節電生活をしても思ったほど省エネに結び付かなかった」(25.3%)、3位は「家族全員で節電する必要があるのに協力が得られなかったから」(17.8%)。

 節電対策として取り組んだことについては、「膝掛けや厚手のソックスなどを使用(厚着をする)」が58.8%で最多に。以下「できるかぎり温熱効果の高い下着などを住まいでも着用」(47.1%)、「エアコンの設定温度を低めに」(45.5%)、「家族が集うリビングなどを集中的に暖める」(41.9%)。
 最初はエアコンなどを使用せずに厚着で対応し、それでも厳しくなってきたら、熱源を工夫して使用している様子がうかがえる結果となり、浴室などの服を脱ぐ場面やエアコンなどを使用していないトイレや廊下などで、ヒートショックの発生が懸念される、としている。

 調査は、1月27~29日に、全国の20歳以上の今冬、自宅で節電に取り組んだ既婚女性556人を対象に実施したもの。


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