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晴海の2棟のタワマンで合同防災訓練

 三菱地所レジデンス(株)と三菱地所コミュニティ(株)は12日、「ザ・パークハウス 晴海タワーズ クロノレジデンス」(東京都江東区、総戸数883戸)、「ザ・パークハウス 晴海タワーズ ティアロレジデンス」(同、総戸数861戸)の管理組合および自治会と協働し、2物件合同の防災訓練を実施した。

 両マンションにとって合同訓練は今回が初。「災害時に地域で助け合う」ことを目的に、対面訓練とオンラインを活用した2種類の訓練を実施した。対面訓練では、安否確認シートを住戸の扉に貼り出し、居住者の担当者が巡回してその情報を収集する安否確認、水消火器による初期消火訓練や煙ハウスによる煙発生時の避難方法などを体験する消防訓練等を行なった。さらに、湯せん可能なポリ袋を使用しての炊き出し訓練も実施した。

 オンライン訓練ではタワーマンションならではの要素として、停電でエレベーターが使えないことを想定した、高層階まで10リットルのウォータータンクで水を運ぶ訓練を実施。さらに両マンションと公的避難所となる小学校の3ヵ所から無線機を使い情報を共有する訓練なども取り入れた。

 今後、周辺マンションに呼びかけを行ない、エリア防災を広げていく考え。

オンライン訓練では、10リットルのウォータータンクを持ち高層階まで運ぶ訓練を実施
ポリ袋を活用した炊き出し訓練も実施


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