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震災復興ホテルを移設し学生寮に/アズ企画

学生寮「旭桜寮」外観

 (株)アズ企画設計は17日、宮城県南三陸高校の学生寮「旭桜寮」(総戸数24戸)が、16日に竣工したと発表した。

 同施設は、同社が保有していたホテル「アイルーム南三陸」の2・3階部分を分割・移設し、南三陸高校の学生寮として再建設したもの。移設工事後に、内・外装の変更等を行なった。鉄骨造2階建て、延床面積約760平方メートル。

 同社は2015年12月、東日本大震災の復興事業を行なう作業員向けの宿泊施設「アイルーム南三陸」を宮城県本吉郡南三陸町に建設。震災復興に一定の役割を果たしたことから、21年8月末に営業を終了した。引き続き地域活性化への貢献を目的として、22年2月に南三陸町と協定を締結。モジュール工法を採用したホテルの分割・移設可能な特性を生かし、南三陸高校の県外生の学生寮として、22年10月より工事を進めてきた。

 また、旧ホテルの1階部分は、そのまま現地でコールセンターとして利用していく。


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