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賃貸マンション募集家賃、9エリアが全面積帯で上昇

 不動産情報サービスのアットホーム(株)は24日、同社の不動産情報ネットワークにおける「全国主要都市の『賃貸マンション・アパート』募集家賃動向」(2023年1月)を発表した。

 入居者が1ヵ月に支払う「賃料+管理費・共益費等」を「家賃」として定義。調査対象は、首都圏(東京23区、東京都下、神奈川県、埼玉県、千葉県)、札幌市、仙台市、名古屋市、大阪市、福岡市の10エリア。

 賃貸マンションは、神奈川県を除く9エリアが全面積帯で平均募集家賃が前年同月を上回った。面積帯別の前年同月比上昇率トップは、30平方メートル以下(シングル向き)が福岡市(前年同月比3.3%上昇、平均家賃5万1,542円)となった。30~50平方メートル(カップル向き)は埼玉県(同6.2%上昇、同7万8,905円)、50~70平方メートル(ファミリー向き)も埼玉県(同9.6%上昇、同10万360円)だった。70平方メートル超(大型ファミリー向き)は東京都下(同10.5%上昇、同17万6,885円)。
 また、カップル向き、ファミリー向きマンションは全10エリアで平均募集家賃が前年同月を上回った。中でも東京23区・東京都下・埼玉県・名古屋市・大阪市の5エリアは両タイプともに15年1月以降の最高値を更新した。

 賃貸アパートも、カップル向き・ファミリー向きが全10エリアで平均募集家賃が前年同月を上回った。上昇率トップは、シングル向きが札幌市(同2.7%上昇、同3万3,967円)、カップル向きが埼玉県(同6.2%上昇、同6万7,184円)、ファミリー向きが大阪市(同16.4%上昇、同12万1,430円)だった。


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