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ステージングの実施、「増えた」が31%でトップ

 (一社)日本ホームステージング協会は6日、同協会会員を対象としたインターネット調査「第6回ホームステージング実施調査」の結果を発表した。

 調査実施期間は、2023年1月12日~2月15日。回答数は、不動産売買58件、不動産賃貸55件、ホームステージング事業他122件)。

 売買物件における、ホームステージング実施後の成約までの平均期間については、1ヵ月以内が35%でトップ。2位は2ヵ月以内(26%)、3位は3ヵ月以内(25%)だった。ホームステージングにかけた平均金額は、15万~20万円未満、20万~30万円未満がそれぞれ23%で最多。10万~15万円未満(16%)、5万~10万円未満(14%)が続いた。実施する基準については、「売却困難な物件に実施する」(39%)が1位。「長期売却できない物件に実施する」(25%)が2位。「全部の物件に実施する」(16%)は3位だった。

 賃貸物件については、ホームステージング実施後成約までの平均期間は1ヵ月以内(55%)、2ヵ月以内(17%)、2週間以内(9%)の順。ホームステージングにかけた平均金額は、3万~5万円未満が32%で1位。3万円未満(30%)、5万~10万円未満(26%)が続いた。ホームステージングを実施する基準は、トップが「入居しにくい部屋に実施する」(45%)、以下「長期空室の部屋に実施する」(26%)、「全部の部屋に実施する」(18%)の順。

 ホームステージング実施件数(昨年比)は、大幅に増えたが31.6%で1位。増えたが29.8%で2位。変わらないが20.2%で3位。減ったは0.9%、大幅に減ったは1.8%だった。

 同調査が含まれた「ホームステージング白書Vol.6(2022)」は、3月28日から同協会ホームページで公開予定。


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