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子供部屋があっても7割以上がLDで学習

 積水ハウス(株)は3日、同社住生活研究所による「小学生の子供との暮らしに関する調査(2023年)」結果を発表した。1月20~22日に、小学生の長子を持つ全国の20~60歳代の既婚男女568人を調査した。

 子供部屋の保有率は、小学校1~2年生が男子37.0%、女子45.7%。3~4年生が男子48.9%、女子54.7%、5~6年生が男子58.3%、女子73.2%。いずれの学年でも女子の方が子供部屋を与えられている割合が高い結果となった。

 子供部屋を与えている人に与えたタイミングを聞いたところ、「小学校1年生」が27.8%で最多。次いで「幼稚園年長相当」(15.9%)。小学校入学前後のタイミングで子供部屋を与えた家庭が多く、3割以上の人が「幼稚園年長相当の12~3月」もしくは「小学校1年生4~7月」と回答した。

 子供部屋を与えている人に子供が寝る空間について聞いたところ、「子供部屋」との回答は39.1%で、半数以上の56.6%は「家族の寝室」と回答した。
 また学年別に寝る空間を聞いたところ、小学校1~2年生では23.4%が「子供部屋」と回答したが、5~6年生ではその割合が52.8%まで増加した。

 勉強する空間では、「子供部屋」が22.2%、「リビング・ダイニング」が76.5%に。学年が上がるにつれて子供部屋で勉強する割合が増加する傾向が見られるものの、5~6年生でも7割以上が主にリビング・ダイニングで勉強している様子が確認された。

 詳細等については同社公表資料を参照。


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