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省エネ住宅を選びたい人、全年代で9割以上に

 (株)一条工務店は16日、「環境と住まいに関する意識調査」の結果を発表した。

 全国の男女を対象に、環境や住まいについてオンラインでアンケートを実施。調査期間は2023年2月11~19日。有効回答数は750。

 「電気代が高過ぎるため、冷暖房を我慢するなど、快適さを犠牲にすることはあるか?」と聞いたところ、「よくある」(30.1%)と「時々ある」(49.1%)を合わせて、8割が電気代を気にして快適さを犠牲にしていることが明らかになった。

 「新たに家を購入するなら、省エネ住宅を選びたいか」との問いでは、全年代で「とてもそう思う」(77.5%)、「ややそう思う」(20.0%)となり、合わせて9割以上の人が省エネ住宅を選びたいと考えていることが分かった。また、年代別では、「とてもそう思う」と回答した割合が、20~30歳代で8割を超え、他の世代よりも高い結果となった。
 「省エネ住宅を選びたい理由」については、「昨今、光熱費が高くなったから」が1位に。2位は「夏は暑く冬は寒いなど、住環境の面で今の家が快適に過ごせないから」となった。いずれも「とてもそう思う」と「ややそう思う」を合わせて9割以上にのぼった。

 「高気密高断熱の住宅が、光熱費抑制や二酸化炭素削減に効果があることを知っていたか」との問いでは、「知っていた」(73.7%)との回答が7割以上に。
 「住宅の断熱性能の基準があることを知っているか」との問いでは、「知っていた」(44.4%)、「聞いたことはある」(29.5%)となり、認知度は4割となった。
 また、「22年10月より、断熱等級6と7が新設されたことを知っているか」との問いでは、「知っていた」(20.1%)、「聞いたことはある」(21.1%)で、認知度は2割だった。


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