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コロナ禍における働き方の変化を紹介/MIXI等

トークイベントの様子

 (株)MIXIと(株)LIXILは16日、メディア向けトークイベント「企業活動の変化と未来を考える。」を開催。コロナ禍における働き方・オフィスの変化等について紹介した。

 MIXIはコロナ前については出社勤務を基本としていたが、緊急事態宣言や政府による出社制限の要請が発出されたタイミングでリモートワークを指示、推奨。在宅での勤務環境を整えるため、備品購入を補助する「環境構築支援手当」や光熱費・通信費を補助する「リモート環境維持手当」を導入した。
 その後、リモートワークとオフィスワークを融合させた働き方「マーブルワークスタイル」に移行。部署ごとに最適な出社回数を決め、一部フルリモートワークも可能に。コアタイムの短縮や、場合により飛行機・新幹線での通勤も認めるといった施策により社員が多様な暮らし方・働き方を選択できるようにした。

 LIXILは誰もが能力を発揮できる「インクルーシブな職場環境」の構築を目指し、かねてから在宅勤務を積極的に推進。コロナ禍においてはさらにその取り組みを加速し、リモートワークをサポートするシステムを多く導入することで、“出社しなければできない仕事”を極力減らした。それにより、本社出社率はコロナ禍以前の40~50%から8%に変化している。

 両社とも、働く時間・働く場所の選択肢を増やしオフィスに捉われない働き方を推進する中で、オフィスの役割を“コミュニケーションの場”と認識。MIXIではコミュニケーションの創出に向け、数フロアに渡るオフィスをすべて内階段でつなぐ等の施策を行なっているが、今後はさらに「この場にいる人には気軽に話しかけてもよいと決めた“カジュアルなスペース”を設けることで、さらに交流を活発化していきたい」(MIXIはたらく環境推進本部せいかつ環境室MGR・嵯峨 勇氏)などと話した。


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