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大阪にABWの考え方を取り入れたモデルハウス/地所H

「箕面ホームギャラリー」外観CGパース

 三菱地所ホーム(株)は26日、自由設計注文住宅「ONE ORDER」の最新モデルハウス「箕面ホームギャラリー」(大阪府箕面市)をオープンする。

 阪急「箕面」駅から阪急バス「萱野小学校前」停留所下車。オリジナルの2×NEXT構法の地上2階建て。延床面積211.07平方メートル。働く場所や時間を自由に選択するワークスタイルABW(Activity Based Working)の考え方を採用し、家を単なる住まいではなく「憩いの場」、「オフィス」、「学校」、「遊びの場」など、フレキシブルに楽しく活用しつくす空間として提案する。

 外観は、土・石・木・陽の光などの自然要素を取り入れ、まち中でも自然とのつながりや親しみやすさを感じるデザインを採用。これに加え、日射遮蔽を意識した深い軒、緩勾配の片流れ屋根を採用することで、大容量の太陽光システムパネルを搭載。デザイン性の高さとZEH仕様を両立した。

 間取りは、開放的な大空間を高低差、素材やインテリア、機能・用途などでさりげなくゾーニングして構成。居心地の良いサードプレイスのような住まいとして、ゆったり仕事ができる「カフェワーク」、階段下の緑に囲まれた秘密基地「おこもり」、コックピットのようなベンチで、家の中から外まで見渡せる「VIEW」など、目的や気分に合わせて選べる居場所を家中に設けた。

 全館空調システム「エアロテック」を採用し、HEMSと連携することで、空調に係る消費エネルギーの削減やスマートフォンによる外部からの温度設定操作を可能とした。自社開発した総合スマートホームサービス「HOMETACT」も搭載し、メーカーの垣根を超えたIoT機器の自由な連携を可能にするスマートライフを提案する。

 同社では、顧客との接点強化のため、同モデルハウスを、2023年1月に兵庫県芦屋市に開設したショールームとオフィスの機能を統合した拠点と連携させて、新規顧客やオーナーが案内や打合せをしやすい環境を整備していく。


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