不動産ニュースと不動産業務のためのサポートサイト

三井不、三重・弥富木曽岬の物流施設を竣工

「三井不動産ロジスティクスパーク(MFLP)弥富木曽岬」外観

 三井不動産(株)は3日、物流施設「三井不動産ロジスティクスパーク(MFLP)弥富木曽岬」(三重県桑名郡)を竣工したと発表。同社の物流施設として3件目、三重県においては初となる。

 伊勢湾自動車道の「湾岸弥富」、「湾岸長島」、「弥富木曽岬」の各ICに近接。首都圏と関西圏を結ぶ輸送網の中継地として期待でき、中京圏の産業集積エリアである伊勢湾や名古屋港における物流ニーズに対応する。

 また、2024年4月から、働き方改革関連法がトラックドライバーにも適用され、時間外労働の上限が年960時間となることによって生じる「物流の2024年問題」が懸念されているが、同物流施設はその解決策の一つとなる「中継輸送の拠点」という好立地に位置するのもポイント。

 敷地面積は約5万5,192平方メートル。延床面積は約9万8,792平方メートル、各階のフロアプレートは約2万3,000平方メートルと、中京圏にて同社が開発する物流施設としては最大。鉄骨造地上4階建て。ダブルランプ方式を採用し、1階には奥行き5.5m、4階には奥行き6.5mの大型の庇を完備し、風雨でも作業効率を高める。

 また、倉庫面積は最小約約2,064平方メートルからとし、危険物倉庫の追加建設も可能。さらに72時間の非常用発電といったBCP対応に加え、スカイラウンジやスカイバルコニーを設置することで従業員が働きやすい環境を提供する。また、屋上に太陽光パネルを設置し施設内共用部へ給電すること等で、DBJ Green Building認証(4つ星)等を取得している。


最新刊のお知らせ

2024年6月号

「特定空家」にしないため… ご購読はこちら