不動産ニュースと不動産業務のためのサポートサイト

国交省、サステナブル建築物等先導事業の提案募集

 国土交通省は3日、「令和5年度サステナブル建築物等先導事業(木造先導型)」および「優良木造建築物等整備推進事業」の提案募集を開始した。中高層・大規模木造建築物の整備を促進するため、構造・防火及び生産システムの面で先導的な設計・施工技術を導入したプロジェクトや、木造化の普及に資する優良プロジェクトを支援する。

 「サステナブル建築物等先導事業(木造先導型)」は、構造・防火および生産システムの面で先導的な設計・施工技術を導入した木造建築物等の整備に対し、調査設計費や建設工事費のうち木造化による掛増し費用の一部を補助する。上限は合計5億円。また、CLT等新たな木質建築材料を用いた工法等による、建築実証と居住性等の実験を行なう実験棟の整備についても、整備費用の一部(上限3,000万円)を支援する。

 「優良木造建築物等整備推進事業」は、カーボンニュートラルの実現に向け、炭素貯蔵効果が期待できる木造の中高層住宅・非住宅建築物について、優良なプロジェクトに対して支援を行なうもの。主要構造部に木材を一定以上使用する木造の建築物等について、調査設計計画費のうち木造化に係る費用や、建設工事費のうち木造化による掛り増し費用相当額など、合計3億円を上限に補助する。

 提案募集は2期に分け行なう。I期は4月3日~4月24日。7月上旬めどに採択事業を決定する。II期は、6月30日~7月28日。10月上旬めどに採択事業を決定する。


最新刊のお知らせ

2024年6月号

「特定空家」にしないため… ご購読はこちら