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都心5区のビル空室率、3ヵ月ぶりに低下

 三幸エステート(株)は17日、2023年4月度の東京都心5区(千代田区、中央区、港区、新宿区、渋谷区)および全国6大都市(東京、札幌、仙台、名古屋、大阪、福岡)の大規模賃貸オフィスビル(1フロア面積200坪以上)のマーケットデータを公表した。

 東京都心5区の空室率は4.48%(前月比0.11ポイント低下)と、3ヵ月ぶりに低下した。館内増床や建て替えに伴う移転により成約が進んだこと、空室を抱えた新築ビルの竣工がなかったことによる。退去前を含む募集床の割合を示す潜在空室率も7.43%(同0.24ポイント低下)と、空室率同様に3ヵ月ぶりに低下した。

 1坪当たりの募集賃料は2万7,980円(同66円増)と、わずかに上昇したものの、前月からほぼ横ばい。昨年1月以降、2万8,000円前後での小幅な動きが続いている。募集面積(既存ビル・建築中ビル)は直近14ヵ月にわたって70万坪前後で推移している。

 全国6大都市の空室率は、東京23区4.9%(同0.1ポイント低下)、札幌市1.2%(同0.1ポイント上昇)、仙台市2.8%(同0.2ポイント上昇)、名古屋市4.6%(同0.1ポイント上昇)、大阪市3.9%(同増減なし)、福岡市4.5%(同0.1ポイント低下)。


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